INTERVIEW

知 恵 を し ぼ る 製 造

製造

鈴木 大介

2006年入社。東山工業高校(現:愛知総合工科高校)を卒業後、電気工事の施工管理職として他社へ就職。社風が合わなかったため退職したが、ほどなくして高校時代の恩師から名電エンジニアリングを紹介される。「モノづくりが面白そうだしやってみるか」と、軽い気持ちで入社を決意。結果的に人に恵まれ、社風も合ったことから10年以上働いている。

はじまりは、中板さがし。


製造の仕事は中板(なかいた)を探すことから始まります。これは、盤の部材を取り付ける基盤になる板。完成品の大きさに応じて加工され、製造番号が割り振られた状態で倉庫にあるので、図面の番号を目印に探し、見つけたら自分の作業場へセットします。同様に取り付ける部材も。案件によって部材は1個だけのときもあれば、100個を超えることもあります。図面通りの部材を探し、作業場へ集約。そこから作業開始です。基本的には図面通りに組み付け・配線をしていきますが、一筋縄ではいかないことも少なくありません。設計工程で部材の配置は図面に残す一方で、配線経路までは製図されないためです。もちろん、設計者が配線を考慮して設計をしてくれるものの、いざ組み付けをしてみると勝手が違います。「物理的に配線できない」「配線の見た目が汚くなってしまう」など、さまざまな問題が生じます。自ら考えて解決できることもあれば、社内にいる設計者のもとへ足を運んで「どう解決するか」を話し合って決めることも。そうして盤が完成したら、中板ごと筐体へ収納し、盤と筐体を組み付け。さらに扉や各種計器、名板と呼ばれる各部の名称が記された板を取り付けて完成。この作業の繰り返しが基本です。

三相3線と、増し締め。


配線には「動力線」と「制御線」の2種類があります。「動力線」は主に外部の電力を盤内に引き込む役目があり、3本の線で1セットの三相3線方式。一方で「制御線」は機器を動かす信号を伝達する役目があり、2本の線で構成されています。配線で特に知恵をしぼるのが前者の三相3線方式。3本セットで配線をするため、必ず一定のスペースが確保されていなければなりません。例えば、どう考えても物理的に1本の線しか通せない経路があるとしたら、迂回させる工夫が必要になります。いくら素晴らしい設計がされていても、配線ひとつで盤の印象は大きく変わります。“見た目の品質”は僕たち製造にかかっていると言っても過言ではありません。もうひとつ意識すべきなのが安全面。全ての組み付け箇所で「増し締め」という作業を行います。ボルトやナットを締めた後に、規定のトルクがかかっているか専用のトルクレンチでチェックをします。ゆるすぎてもダメ、締めすぎてもダメ。万が一わずかでも漏電すれば、故障や発火の原因になりかねません。絶対に事故を起こさないためにも、増し締めは入念に。“言われたことを繰り返す製造“とは一味違うのが、名電エンジニアリングの製造です。

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